【不動産のプロが教える】価値が落ちない物件の選び方!

前回の記事では、マイホーム購入時に「リセールバリュー(再販価格)」を考慮することの重要性についてまとめました。まだ読まれていない方は先にこちらの記事をどうぞ!

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【マイホームが欲しい全ての人へ】現役不動産仲介営業が教える物件選びの超重要ポイント!!

リセールバリューを考慮することが重要であることはお分かりいただけたと思うので、実際にリセールバリューの高い家(価値が落ちない家)の選び方について説明していきます!

価値が落ちない家の選び方!

★目次
1,とにかく駅近!!物件の周辺環境にこだわる!

2,購入検討者の多さ=価値の高さ!エリアに合った家を選ぶべし!

3,[マンション]議事録を読もう!管理体制に注意!

4,まとめ

1,とにかく駅近!!物件の周辺環境にこだわる!

すごく当たり前ですが、本当にこれなんです!笑 結局のところ駅近の物件を抑えられるかどうかが勝負です!“不動”産と呼ばれるくらいですから、後から変更可能な内装や設備よりもまずはアクセスの良さを重視しましょう。

駅近の物件は徒歩15分超の物件に比べて売買代金が高いわけですが、代金を安くしたいからといって安易に駅から遠い物件を買うのはやめましょう。駅から遠い物件ほど築年数の経過に伴って価格下落率が大きいです。初めは駅近物件は少し高く感じますが、価格が下がりにくいため将来的には非常に得な選択と言えるでしょう。くれぐれも駅から徒歩15分だと200万円安くなるからという理由で買ってはいけません。売却時に200万円以上のダメージが自分に返ってくることになります。

「Aマンション」(1987年築/駅徒歩分/総戸数268)
10階/南向き/60㎡ 
新築時価格:2460万円 
→令和2年度成約価格:2900万円
「Bマンション」(1988年築/駅徒歩15分/総戸数287)
10階/南向き/62㎡  
新築時価格:2500万円 
→令和2年度成約価格:1960万円 

※どちらも最寄駅は同じ(東京都足立区)

 

上記A.Bマンションの事例は、前回の記事↓↓↓でも紹介しましたが(筆者も初めて見た時は衝撃でした)、駅からの距離という利点がこれほどまでに影響を与える事例もあります。

【マイホームが欲しい全ての人へ】現役不動産仲介営業が教える物件選びの超重要ポイント!!!

周辺環境で言いますと駅近以外にも、人が半永続的に集まる教育施設(大学など)や有名公園・商業施設が近くにあるエリアの場合はお金も集まりやすいことから住みやすい街になっていくと考えられます。街力のあるエリアを選ぶこともポイントです。

2,購入検討者の多さ=価値の高さ!エリアに合った家を選ぶべし!

実務の上では、物件の価格自体はキープできていても、購入検討者の数が少なくてなかなか売れないという物件も存在します。そのような物件は結局相場よりも安い値段で売るしかなくなってしまうのです。

そうならないためには、購入検討者の数を減らさない事が大切です。第一に、奇抜な外観や内装にしてしまったり、一人暮らしだからといって80㎡の1LDKのような間取りにしてしまうとリセールバリューを考えた場合には不利です。

そんなことはしないよ、という方が多いと思いますが他にも気をつけるべき点があります。それは“エリアに合っている物件を選べているか”という点です。3000万円台のマンションが多いエリアの、グレードの高い7000万円もするマンションを買っても、売却時に困ることは目に見えています。これは極端な例ではありますが、ファミリー層の多いエリアで60㎡の1LDK(このエリアなら多くの人は2LDKを希望するはず)のマンションはあまりお勧めできません。

3,[マンション]議事録を読もう!管理体制に注意!

この項目は中古マンションに限ったものですが、「マンションは管理を買え!」という言葉があります。不動産仲介業をしていると様々なマンションを見る事があるのですが、管理体制は本当に注意が必要です。

まずは現地に内覧をしに行った際にエントランスや共用部分が綺麗に清掃されているか、外壁が剥がれていたりマンション周りの植物などが無法地帯のような状態になっていないかをチェックしましょう。そのマンションの管理体制がうかがえると思います。

次に管理費や修繕積立金の滞納額がないか調べましょう。これは管理会社が作成する重要事項調査書という書類に記載があるので、不動産の仲介業者に依頼すれば調べてもらえます。滞納額がある場合には、将来的に修繕費用を借り入れたり、そもそも修繕や管理に支障をきたす恐れがありますので、資産価値に影響を及ぼすため注意が必要です。

最後に、マンションの総会議事録を読みましょう。これも管理会社に依頼すれば調べられるため、不動産仲介業者に依頼して調べてもらいましょう。代表的な例では、修繕積立金の値上げが検討されていたという事があります。他にも近隣住民に損害を与えているような住民が住んでいる・共用部分で修理が必要なものがあるなど、マンション独自の問題点が発覚する場合があります。

4,まとめ

今回は実務上、説明することの多い項目を3つ選択して記事にしました。不動産の購入に関しては、とにかく当たり前の条件を抑えていく事が大切です。駅近はどこまでいっても揺るぎない強さを発揮します。できる限り妥協せずに駅徒歩を含め周辺環境にはこだわって欲しいと思います。そして、購入検討者を大幅に減らしてしまうような地雷物件を選んでしまうことのないように慎重に調査していくことをお勧めします。

マイホームの購入は人生で一番の投資です。不動産の知識を身につけて、幸せを掴みましょう!ありがとうございました!

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